年金知識(分割・手帳・基金)
社会保険庁と年金記録

年金台帳からコンピュータへの移行作業

年金記録の写しかえをしたのは今から20年前、国民年金と厚生年金の
年金番号が一元化されたのは、1997年のことですが、先日の朝日新聞に
よれば、社会保険庁の職員も、アルバイトを使ったずさんな入力作業を
認めています。

厚生年金の記録は月給とほぼ同額の「標準報酬月額」という形で
残されています。

その額は毎年、6月に決まり、大きな変動がないかぎり、
翌年の標準報酬額改定までは一定になります。

1985年以降、社会保険庁の年金管理システムのオンライン化が
始まっていきますが、それ以前は、夏になると膨大な事務作業をこなすため、
アルバイト学生が集められていました。
1カ月間、手作業による事務処理が行われ、その作業内容は会社から
送られた社員の報酬額などの記録を個人単位の用紙に書き写すというものでした。


アルバイトの学生らによって、入力された用紙は社会保険庁に集められ、
コンピューター入力されましたが、コンピュータ的に不都合があった
データは「事故記録」として事務所に戻されていたそうです。

本来であれば 事務所は戻されたデータを確認しなければ行けないのですが、
確認作業に時間がかかることから、処理されないまま放置されることも
あったそうです。
これらの総数が約5千万件にのぼる「消えた年金」の一部である
可能性はあります。

つまり、年金番号をアルバイトが書き間違っていればそのまま
処理されていた可能性はあります。

つまり、85年以前に働いていた経験のある人すべてが、この問題は
被害を受けている可能性があります。